手の痺れの鍼灸
51歳 女性 会社員
椅子から落ち、頭や背中を打った事が原因で手先のしびれを感じる様になりました。
整骨院に通ってはいましたが何の効果もなく、諦めかけていた時、知人に王先生の話を聞き早速伺いました。
驚いた事に、たった一度の治療でしびれがうすれ、体まで軽くなり、家族には顔つきまで変わったと言われました。
王先生には治療だけでなく、なぜそういう症状が出るのかの説明や生活習慣、食事に関するアドバイスもして頂けます。今ではどこか具合の悪い所があっても、先生の所へ行けば大丈夫という安心でストレスも減少しました。
東洋医学視点
手がしびれると訴えて来院された患者様ですが、背中側から診ると首のあたりの骨が右に左にズレている状態が診られました。それが頸部から出ている手の神経に何らかの影響を与えているのは明白なのですが、では何故そんな風な状態になるのかが一番の問題で、この患者さんの場合、ご自分でも気づいていなかったようですが精神的ストレスが多く、舌の色を診ると赤みを帯びており、右側の季肋部にも硬さがあったりと東洋医学的な診断として心・肝に問題があると直ぐにわかりました。精神的ストレスが内臓に影響を与え、内臓の不調が背中の歪みにつながっているのです。そこのあたりが見抜けないと、整骨院などでいくら電気治療やマッサージを施してもなんら意味がありません。鍼灸治療で心と肝を整えつつ頸部のあたりに数本ハリを致しましたところ、直ぐにも効果が顕れました。人間の心身は時として本当に繊細なんだなと改めて感じた症例でした。