生理痛による腰痛の鍼灸
女性 43歳
10数年、腰痛に悩まされていました。
整体、マッサージ等、様々な治療を試しましたが、なかなか改善することがなく、途方に暮れていた所、友人より王鍼灸院を紹介して頂きました。また、子宮内膜症、筋腫を患らい、体調は最悪でした。
鍼灸治療を受けて、どんどん体調が良くなり、冷え症もだいぶ改善され、身体全体が軽くなりました。
疲れもためることなく、体内の奥底から力がみなぎっている様な感じです。
あのタイミングで王先生の治療と出会っていなかったら…今頃もっと具合が悪くなっているのかと思うと怖いです。
本当に王先生には感謝してます。今後もよろしくお願いします。
東洋医学の視点
腰痛を訴えて来院された患者さんですが、よくよくお話を聞くと子宮内膜症に長年悩まされ、加えて子宮筋腫もある状態でした。恐らく長年の腰痛はこの婦人科関係から影響を受けているもので、ここを上手く整えないと腰痛も根本的には治らないなと判断いたしました。また生理前になると決まって右側の首筋が痛くなったり、偏頭痛が起こったりするとのことでした。生理というのは血を集めてくることから始まります。東洋医学では「肝臓」は血を集めたり貯蔵することに深く関係していると考えており、また体の右側に位置しているので、肝臓が弱ると右側に症状が出やすい傾向があることからみても肝臓を整えることが肝要だと診断し鍼灸治療を施しました。大きくなった子宮筋腫を小さくするのは鍼灸でもさすがに難しいですが、治療を継続していくことで身体が温まるようになり、子宮内膜症の症状もかなり安定するようになりました。結果10年来の腰痛が改善されました。
一口に腰痛と言っても原因がいろいろあって、根本的に診て治療をしないといけないなと感じる症例でした。