アトピーの鍼灸
女性 32歳 会社員
小さい頃よりアトピー症状がありましたが、仕事のストレスや疲れにより悪化してしまいました。数年前より漢方薬を服用しており、症状は良くなりつつありましたが、赤みが出る時もありました。首のコリと共にめまいの症状が出てしまい、鍼治療を受けてみたいと思い、偶然目にした王鍼灸院のHPにピンと!来て予約をしました。
鍼治療と聞くと、痛みがある部位に鍼ををたくさん刺すのかな、、と思っていましたが、なぜそのような症状が出ているのかということを丁寧にすねしてくださり、私の体質や普段の食生活、運動のアドバイスまでして頂きとても感動しました。アトピーは以前のように悪化することもなく、めまいもほとんどでなくなりました。腰痛と坐骨神経痛は時折症状が出ますが、根気よく治療をしてくださり、感謝しております。
東洋医学の視点
アトピー性皮膚炎があり、その他めまいや時折坐骨神経痛の症状がありました。お身体を診ると心臓の裏の背中のあたりが凄く張っており、舌の色はやや赤っぽく、また疲れると目眩や坐骨神経痛が起こり、特に春になると体調を崩しやすい等がありました。東洋医学では肝臓が疲れている人は春に症状が悪化しやすいと考えるので、肝臓を元気にし、ストレスによる心臓の弱りを助ける治療を中心に行いました。
週一回くらいのペースで治療を続けたところ、1年くらいすると肌が大分キレイになってきました。
合わせて目眩や坐骨神経痛も症状が出れば治療をし、その都度軽減を見ました。
アトピーや花粉症をはじめ、アレルギー疾患は肝臓の解毒能力を高め、免疫能力を崩さない為にも大腸を汚さない食生活がとにかく重要です。
※この症例は功を奏した一例であり、全てのアトピー性皮膚炎が改善する訳ではありません。鍼によるアトピー性皮膚炎の治療は長期に渡ることが多く、徹底した食事管理も必要となります。