ふくらはぎ痛の鍼灸
男性 53歳
思えば鍼灸との出会いは私の中学、高校時代のスポーツで激しいサッカーやラグビーに熱中している頃になります。從って、体が痛くなると湿布を使っても症状が変わらないので、鍼灸を試したという経緯でした。
実際には「とても効いた」とは思わなかった気がします。
王先生とは偶々スポーツジムに併設されていた所に立ち寄ったのがきっかけですが、もう30才後半に入ろうかという時期に「脹脛が痛いのがなかなか取れない」と相談したところ、膀胱との関連性、トイレに行っても排尿感が取れず何度もトイレに行く等から色々と治療をしてもらい、以前よりとても楽になりました。
その後鍼灸が実は体調を回復させるという事を教えて頂き、海外に行く事が多いので、疲れたのが異常な時に治療へ、かぜの症状も鍼灸でという具合にほとんどの体調不良にお世話になっています。
20年程前からある医者の勧めで一切抗生物質の薬を取らず漢方薬しか取らない事も原因でしょうが、私の場合は鍼灸がとても効きます、健康管理は必要ですが、これからも宜しくお願い致します。
東洋医学の視点
もうかれこれ10年以上のお付き合いになる患者様です。自宅は横浜から電車で2時間と遠いにもかかわらず、海外からの出張帰りにも空港からわざわざ治療に来てくださる方です。正確には腓腹筋がいつも固くなっていて痛みがあるとのことでした。お話をよく伺うと疲労がたまると尿の出が悪くなったり腰痛が出るということでした。フクラハギはちょうど膀胱の経絡が走行するところなので、腎臓と膀胱を整える治療をしたところかなりの改善が見られました。整形外科等で診察してもただ筋肉の問題として片付けられてしまいます。何故いつもそこに痛みが出るのか？という根本的な診断と着眼点がないと観えてこないことの良い一例だと思います。