頻尿の鍼灸

頻尿の鍼灸

女性 74歳 会社員

頻尿の鍼灸経過
頻尿の鍼灸経過

 

鍼とお灸に通院して六回目になります。2回目位より頻尿の回数が凄く少なくなり、一晩で6〜7回はトイレに行っていたのですが3回になり、今では1回起きるだけになり、体重も毎日測っているのですけれど、前は1.2kgの増減があり、鍼に通院するようになってからは一定の体重に今はなり、嬉しく思っています。背中の張りと(左側)のお乳から背中の脇にかけて、ホカロンを入れたようにホカホカしていたのもだいぶ取れました。嬉しいです。本当にもっと早く王先生に巡り会えていたらと思っています。今は感謝です。ありがとうございます。健康が一番だと今は思っております。

 

東洋医学の視点


一晩に6回の夜間尿、夕方頃になるとお腹が張る、背中が痛む、左背中から胸部にかけて熱感があるなど、とにかく症状が多岐にありました。病院にて心臓神経症と診断を受けるも、検査にて異常が無いため特に何かの治療もしてもらえず苦しんでおられました。

詳しくお話と診察をしてみると、数十年の介護でかなり疲れとストレスある様子でした。舌下静脈が怒張し、脈拍も硬く不整脈がありました。また東洋医学では心に負担や熱がこもり過ぎると膀胱に影響を及ぼし、頻尿や逆に尿閉になったりすると言います。夕方のお腹の張りは恐らくストレスにより気が滞っていると診れます。総合すると病院の検査では心臓に異常は見つかりませんが、東洋医学的視点からみると心臓の症状であることは明らかです。

そして心の負担を軽減する治療を基本に腎臓や膀胱も合わせて整えると、2回目の治療では夜間尿が半減し、3回で1回となりました。それに同調するようにお腹の張りは消失し、何年も苦しんだ背中の重みと熱感が消失したそうです。今では日によって不調になったりするとニトロや救心を服用しないといけない時もありますが、夜もぐっすり眠れるようになり以前と比べるとかなり顔色が明るくなりました。

症状があるのに病院の検査で異常が無く治す手立てが無い。そんな時でも東洋医学は本当によく効くことがあります。

 


横浜・王漢方鍼灸院