胃痛・食欲不振の鍼灸
男性 39歳 会社員
昔から胃が弱く、頻繁にお腹を壊したり常に胃に不快感がありました。
昨年の夏に食あたりをして以降、極端に食欲が落ちて体重も8キロほど減ってしまい、わらにもすがる思いで半年前にこちらの鍼灸院を訪ねました。
院長の王先生は脈、背中、舌などを定年に診察し、問題は胃だけにあるのではないことを教えて頂き、治療をして頂きました。鍼はツボに的中といった感じで、ズンと身体に響くのですが効果は抜群でした。
今では体重も元に戻り、ご飯も美味しく食べられるようになり、お腹を壊すことも少なくなりました。
お陰様で元気になりましたが、これからも身体のメンテナンスとして定期的に通い続けたいと思います。
胃痛と食欲不振を訴えて来られた患者様でした。お話を伺うに夏の暑い日にビールなど冷たい飲み物を多く飲んだ直後から、食欲が落ちると同時に胃部不快感が出るようになり、漢方薬なども服用したが効果はイマイチということでした。診ると右背中肝臓の裏側を大きく膨隆していたため、恐らく胃と肝臓が上手く協調していないのではと考え、肝臓も合わせて整える治療を致しました。また舌も白く厚い苔が多くあったので胃部に水の停滞も多くありました。中国医学では「考え過ぎると消化器系の調子を狂わす」との考えがあり、この患者様も性格的に心配症で繊細なところがあったのも症状を憎悪させた原因かと思われます。
胃が弱いという方は体質や性格からの影響もあって慢性化しやすく治療も長期に渡ることが多い傾向にあります。胃が平素がから悪い方は、思い悩み過ぎないように「まぁいいっか〜」くらいの気持ちで物事を都合の良いように捉える訓練も大事な要素となります。