耳石による目眩と診断された鍼灸
女性 53歳 会社員
2年前にめまいと吐き気が止まず、救急で病院に行く羽目になりました。
医者から出された薬が合わず、自分的には血流が悪く、詰まりぎみではないかと思っていました。その時に王先生に出会うことができて、初診から王先生に刺絡をお願いしました。最初の頃は週に1回位、毎回刺絡をしてもらい鍼を打って頂いたように思います。その頃はめまい、立ちくらみ、耳鳴りがありましたが、徐々に緩和されていき、今では少々無理をしても症状が出なくなりました。
王先生には感謝の日々を過ごしています。
東洋医学の視点
接客をする仕事柄ストレスが多く、また常に気を使っているせいか、診察してみるとお顔や足にやや浮腫んだ印象があり、舌を診てみると両縁に歯型が沢山あり、舌下静脈や太腿には青い血管が多く浮いておりました。これは東洋医学的診断では「気虚気滞」と「瘀血」が絡み合っている状態だと言えます。病院では耳石が剥がれたことによる眩暈と診断されたようですが、気を整えること中心に治療をし、刺絡療法にて血行改善を図ったところ、数回で眩暈は消失致しました。もし本当に耳石による物理的要因が原因であれば、このようには劇的に改善することはあまりないかと思われる症例でした。