寝違いの原因と鍼灸
女性 46歳 会社員

先生に初めてお世話になったのは、10ヵ月ほど前でした。首の痛みで左右に曲げることも苦痛で、常に寝違えた状態の痛みが1週間以上続き、普段も頭痛が辛く悩まされていました。
針治療前は整形外科を受診しそして痛み止めや理学療法でも全く良くならず、先生に診ていただいた結果、何が原因かをはっきり言ってくださいました。その後、相談をしながら治療をしていく中で長針を勧められ、聞くと伺ったものの怖さの方が倍増で「長い針?!」と聞いただけでドキドキです。いまだに長針の治療をしてもらう前は緊張しますが、施術後は体も軽くなりスッキリ、翌日以降は首の痛みだけではなく、もともと腰痛持ちでもありましたが気にならなくなるほど効果がありました。今も定期的にお世話になっていますが、痛み止めのお薬は必要なくなりました。
コメント
首を寝違いたような痛みが3週間ほどずっと続いているとのことでご来院された患者さまです。また腰痛にも長い間悩まされており、右の股関節に常に違和感があるとのことでした。
背中の方から診察すると、どうも肝臓の裏側が緊張していてそれが右の骨盤を引き上げており、それが骨盤の左右の傾きに違いを生み、そのバランスを取るために首の方に常に負担がかかっているのではないかと思いました。聞くとお酒が好きで毎晩飲む習慣があるとのことでした。私自身も飲み会が続いたある朝、ひどい寝違いを経験したことがありますが、お酒などで肝臓が疲れると寝違いやぎっくり腰になりやすくなります。
治療は肝と胆のツボを使って整えるとすぐに首の痛みが軽快し、その後合わせて腰の治療もさせて頂きました。肝臓の疲れが原因だと注意を申し上げ酒量を以前より減らして頂きました。その後首と腰はほどんど痛まなくなったようです。