腰臀部痛と太ももの痺れ
男性 29歳 会社員

特に座っているときに痛みが強くなってしまい、仕事に行けず、数ヶ月単位で休んでしまうこともありました。整形外科や接骨院等での治療も試しましたが、どれも決定打に欠けるもので症状が明確に改善されたとわかるようなものではありませんでした。
自宅から比較的近く、自分と似たような症状で悩んでいて改善された方が多いと言うこの鍼灸院に駆け込んでみようと、思い断ったように通院を開始しました。従来のように痛みの出ている場所にアプローチするやり方ではなかったので初はちょっと戸惑いましたが、2、3回くらいの通院でこれまでにはなかった改善していく実感が持てました。
今では会社にも継続的に行けるようになったので本当に感謝しています。内臓の方があまりよくなく、そこにアプローチすることにより腰痛が改善していくというのは本当に目から鱗でした。
コメント
長時間のデスクワークを常に強いられているためか、3年ほど前より腰痛が発症し、椎間板ヘルニアと診断された改善しないので仕方なく手術を受けるも、その後も腰があまり芳しくないので来院された患者さまです。
実はこのようなケースは意外に多く、本当にヘルニアが原因だったのかなと思うことが多々あります。
腰痛で整形外科にいくとレントゲンやらMRIで検査し、その後「貴方は腰の骨が歪んでいるのが原因ですね」「ほら、ここにヘルニアが!」と等お医者さんは言いますが、そもそも腰が歪んだ原因は何か?、なぜヘルニアが突出するような力が働くのかについてはほどんど論じられません。その原因を特定しない限り手術しても効果が見込めないどころか、返って悪くなることも考えられます。
この患者さんの場合は来院される度に毎回まずトイレに駆け込むのが気になりました。聞くとすぐ便意を催すとのことでした。そこをヒントにまず大腸を整える治療を中心に合わせて腰痛の治療をしました。
すると来院してもあまりトイレに行かなくなり腰痛も軽快していきました。このように腰痛やヘルニアと言ってもいろいろな生活習慣病が絡んでいることがあります。そしてその原因を解決せずにヘルニアの手術を受けるデメリットとして、その手術自体が後遺症となるせいか、その後は鍼灸で治療しても反応が悪くなる傾向があります。
ヘルニアが原因だと診断されてもすぐに手術に踏み切るのではなく、その前に是非何回か鍼灸治療を受けてみることをお勧めします。手術はその後でも出来るのですから。