巨鍼の棚を作る

美しい巨鍼を作りたい

巨鍼の習得にチャレンジしてから二年が経ち、沢山の先生方のご指導にも助けられ、ようやく巨鍼も近頃になって少し上手になってきた感がある。巨鍼作りも以前なら一本作るのにまる一日掛かっていたが、最近では一時間ほどで出来るようになってきた。

ところで洋の東西を問わず、刀や槍などの道具は美しく作られることが多い。使い方によっては人を傷つけたりも助けたりもする道具は、だかこそ美しさや神聖さが求められたのかもしれません。

今まで巨鍼を患者さんが見てびっくりしないよう、箱に入れてなるべく見えないところに保管していましたが、この巨鍼の手作り感というか何というか、DIY的な感じが以前からちょっと気になっていました。

以前の巨針の保管
ホームセンターで購入したステンレス製パイプに巨鍼を保管していた

 

保管方法もホームセンターで買ったステンレス製の枠をカットして合わせ、ラップに包んでいました。これも何かいい方法は無いものかとネットで色々調べたところ、良さげな物がありました!!

 

さっそく注文をし待つこと一ヶ月。ようやくクラフトマンから届きました。

 

巨鍼の棚が来た
注文した手作りの棚がようやく到着!

 

巨鍼の棚を壁に
さっそく壁に掛け、スポットを当ててみました

なかなかイイ雰囲気になりましたが、更に良くしようとここからもう一手加える。

巨鍼の棚に赤いフェルトで華やかに
赤いフェルトを貼り、巨鍼を吊り下げる為のハリガネを打ち込む

 

赤いフェルトを貼ってみると更に豪華?中華?ないい感じになりました。また各長さの巨鍼を吊り下げる為にハリガネを加工して打ち込みました。今回は吊り下げるために巨鍼の鍼柄もすべて改造して、一新させました。

 

 


完成

巨鍼の棚が完成

 

巨鍼を飾る

 

治療院の中心に飾る


今回棚を作るのがきっかけとなり、全て一新することでハリガネチックな巨鍼もかなり美しく映えるようになりました。また吊り下げることで清潔に保管すると同時に、ディスプレイとしても機能し、巨鍼を受けたことのある患者さんも、受けたことがない患者さんにも、とても好評を頂いております。また治療室の中心に飾ることで聖剣ならぬ「聖鍼」的な雰囲気が御守になっているような気がして、日々の治療をする上でテンションも上がり、近頃では巨鍼をするストレスもかなり軽減されました。

 

最後に


新城三六先生、そして浜屋俊先生のご指導によって、ようやく巨鍼をマスターすることが出来たのですが、そもそも最初に巨鍼についてご紹介を頂いた、共に鍼灸道を追求する盟友で呑み仲間でもある蓬松鍼灸治療院の松田篤人先生に心からお礼を申し上げたいと思います。巨鍼に行き詰った時にいつも一言二言と、アドバイスと刺激を頂いていなければ、巨鍼をマスターすることはとても叶わなかったと思います。また、まだ練習段階にも関わらず、快く巨鍼の施術を許して頂いた患者の皆様にも、この場をお借りして深くお礼を申し上げまたいと思います。お陰さまで巨鍼をマスターできたことで、今まで治し辛かかった疾患にもかなり効果を出せるようになりました。ご協力頂いた皆さま、本当にありがとうございます。


横浜関内|王漢方鍼灸院