脳梗塞後遺症と鍼灸

脳梗塞後遺症の鍼灸

男性 42歳 会社員

脳梗塞後遺症の鍼灸の鍼灸経過
脳梗塞後遺症の鍼灸経過

 

昨年7月に脳梗塞を発症。手術を受け一カ月入院後、リハビリ病院に転院。しかし患者の現実は関節拘縮や車椅子から立つこともできないまま退院していく患者を見て、リハビリ外で何かやれることがないものかと思っていたところ、家族の勧めやネットで当院を知り行くことを決心した。当初は歩くのもままならなく、体の麻痺も強く入院中だったこともあり、家族の付き添いのもと、一ヶ月半経ってからの治療となりました。初回は鍼の感触を知る機会であった。以降は自身のコンディション(麻痺の程度、筋肉の硬直等)を口答で伝えた後、先生の触診によって治療が進んでいきました。その後、外出での治療は週に2-3回で、ときには鍼のどーんとした軽い鈍痛を感じる時もあったが、麻痺が取れるというか治療前より体が動くのを実感した。王鍼灸院を訪ねてから6ヶ月、自力歩行と何とかここまで字が書けるようになり、練習と治療はこれからも続けていこうと思う。最後に支えてくれた家族と毎回全力で治療してくださったを王先生に感謝しつつ、向上心を持っていこうと思う。

 

東洋医学の視点


脳梗塞発症後、脳血管バイパス手術を受けて一ヶ月後に来院された方の症例です。脳梗塞後遺症の鍼灸治療は早ければ早いほど良いことを知って、入院中から医師の許可を得て来院されました。当初から杖なしでの歩行が出来ておりましたが、右手の麻痺にて字が書けない、呂律が回りにくいの症状がありました。

発症前はかなりの偏食家で、肉ばかりで野菜を一切食べない。高血圧にも関わらず、タバコや睡眠不足とやりたい放題の生活だったそうです。それは診察をしただけでも凡そ推察できるほどでした。

その後入院生活が良かったのか不思議とすぐに血圧が下ったとのことでした。ところが治療を続けるているうちに、舌の色が青紫色になったり、血圧がまた上がって肩が凝るという状態になりました。治療をしているのに何故また脳卒中の前段階のような状態になるのか医師もクビを傾げていたで、よくお話を聞いてみると、脳卒中後遺症によく効くと有名な疎経活血湯をご自分で調べ服用していたとのことでした。すぐに止めさせると途端に血圧が安定してきました。漢方薬は病名ではなく身体の状態に合わせて処方するのが真髄です。いくら効くと有名な薬でも合わないと悪化する一例だったと思います。

 


横浜関内|王漢方鍼灸院

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