顔面神経痛の鍼灸
47才 女性 会社員

ある年の1月、右目の上がピクピクと微動するようになりました、最初は自分で気になる程度だった所、徐々に人から「目の所大丈夫?」と気付かれるようになり、数週間経つと頬の辺りまで動きが伝わる程強く動きになってしまいました。
インターネットで調べた所、顔面神経痛のようで、同じ様な症状の人が鍼治療を受けて治ったと知り、王漢方鍼灸院を探していました。
顔面神経痛は2回程の通院で全く症状が出なくなり驚きました。又同時に長年あった胃の不調もいつの間にか治っていました。今では「総合病院」のように「何となく疲れた感じ」から「肩こり」など不快な症状があると王先生に診ていただいています。
王先生はとても穏やかでありながら何でも相談できる心強い先生です。
東洋医学の視点
まぶたがピクピクするというのは日常でもわりによく感じる症状です。PC作業で疲れたり、寝不足でもよく起こります。しかしその症状が何日も続いたり、日常生活に何らかの支障をきたすようなら注意した方が良いかもしれません。一般に片方の顔面だけが痙攣するのを「片側顔面痙攣」と呼び、40代以上の中高年でも特に女性に好発する傾向があります。その他にも似た症状として眼瞼痙攣やチック、顔面神経麻痺の後遺症がありますが、この患者さんの場合、恐らく病院等では眼瞼痙攣や片側顔面痙攣と診断される類のものと思われます。病院の検査で高血圧や高脂血症、動脈瘤の圧迫があるとか原因になり得る所見があるなら別ですが、さしたる所見もないのがほとんどではないでしょうか。
しかし東洋医学的視点から診断するとまったく違った景色が見えてきます。実は顔面部には胃に関係する経絡が多く分布し、また心や心臓の負担は顔に現れると云います。つまり顔面部の疾患には胃と心臓を整えるというのが基本になってきます。この患者さんの場合も色々診察すると、平素から胃があまり丈夫ではなく、ややストレスを抱え込みやすい環境にいることが分かりました。
鍼灸治療はもちろん胃の経絡を整えることを中心とした治療をしたところ、わずか数回ですっかり症状が消失致しました。これは比較的上手く治療できた例ですが、手術やら難しい薬物療法にて治療される前に一度鍼灸治療を試してみるのもいいかもしれません。
